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手を伸ばすのが怖かったんだ
それを口にするには俺たちは、あまりに幼く無知だった
過ぎ去るのは一瞬で全てが鮮明で色鮮やかだった
君の優しい嘘と僕の罪
それを僕らは当たり前のように感じていたんだ
そう言って笑ったアナタは少しだけ私は似ている、と思った
出会いは唐突で、その鮮明さに眩暈がした
愛を語るには僕等の距離は近すぎた
諦めてたまるか
僕等は矛盾で出来ているのだ


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